【18】ロサンゼルス:「当たって砕けろ」(Go for Broke)記念碑、日系アメリカ人関連、加川文一、Yukikazu Nagashima:2013年11月22日(金)、5日目(5)


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前回は、オニズカ通りで、「NCIS: Los Angeles」(NCIS:LA 極秘潜入捜査班)のロケに遭遇したところで終わった。

【今日の予定】
*ウォルト・ディズニー・コンサートホール(Walt Disney Concert Hall) http://www.laphil.com/
*ロサンゼルス現代美術館

【今日の天気】
予報:


最低・最高気温:最高: 18°C 最低: 10°C
18 雨 15°C
21 曇時々晴 13°C
今夜 曇時々晴 12°C
湿度: 53%
視界: 16 km
風: 0 m/s
日の出: 6時33分
日の入: 16時46分
紫外線: 0 – 弱い

実際:晴れのち曇り

【今日の実際】

ミュージック・センターから、リトル東京の隣にあるロサンゼルス現代美術館に歩く途中、「NCIS: Los Angeles」(NCIS:LA 極秘潜入捜査班)のロケに遭遇した。テレビや映画のロケとはわかるが、番組も役者も知らないので、「フ~ン」てなもので、面白いわけでもない。

ロケ地をあとに、目的のロサンゼルス現代美術館(MOCA | The Museum of Contemporary Art, Los Angeles)に向かった。しかし、建物に、活気がない。ナ、ナント、閉鎖中だった。今日はどうもついてません。
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ロサンゼルス現代美術館の前の駐車場に巨大なオブジェ(写真の右)がある。なんでしょう? わかりません。
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そのそばに、「当たって砕けろ」(Go for Broke)記念碑があった。誰もいないし、誰も来ないひっそりとした場所にだ。
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「当たって砕けろ」(Go for Broke)のビデオ説明ボックスもあった。無人。無料。
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ボタンを押すと、ビデオ映像と音声が流れた。動画は見にくかったが、こういう先進的な施設を導入することは素晴らしい。
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上記写真の下部の説明板を拡大した。
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ロサンゼルス現代美術館の前に本願寺の建物がある。
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上の写真の一番奥の建物はなんでしょう? 「Takeuchi Democracy Forum」とあるので、日本語ではタケウチ・デモクラシー・フォーラムとしましょう。
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タケウチ・デモクラシー・フォーラムは何をするところ? 検索すると、442部隊のドキュメンタリー映画の製作者・バート・タケウチが、2011年2月5日、がここで映画の試写会をし、60人が集まったという新聞記事(羅府新報)がヒットした(サイト)。
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タケウチ・デモクラシー・フォーラムの手前の本願寺の建物には、こんな絵が飾ってある。ナンなんでしょうか?
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本願寺の建物の前に文字が書いてある。長いので3枚の写真で示す。
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つまり、「Many organizations were born in Little Tokyo that helped build a base for today’s community – Katsuma Mukaida」とある。「多くの(日系)組織がこのリトル東京で生まれ、今日の(日系)社会の基礎を築いた - ムカイダ カツマ」。なるほど、リトル東京が日系アメリカ人の生誕地であり聖地であるということだ。

そのそばにあるこれはなんなんでしょう。カメラと三脚? それにしても、なんでカメラと三脚?
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位置を変えて撮ると、全米日系人博物館(Japanese American National Museum)の前に、今日は、たくさんの小学生がいた。
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リトル東京に、加川文一 『海は光れり』の石碑がある。
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加川文一 『海は光れり』
貧しさを 時に歎けど 吾が世帯
こまごまと物の ふえていくなり (桐田しづ)

丘より見ゆる海は青し
夏の畑につくりし
胡瓜のごとき色を
にがく走らせたり

海はひねもす
わが乾ける瞳を刺し

われは此処に住みて
はや四年(よとせ)となりし
わが生活はまづしけれど
まづしさも己のものぞと
一筋にがき海に向かひて
語りきたれる

妻よ
今日も海は光れリ
人の住む陸を抱きて
するどく海は光れり

加川文一:かがわぶんいち(1904~1981)山口県出身、詩人。14歳の時、父親の呼び寄せで渡米。カリフォルニアのパロアルト市で父の仕事を手伝いながら、スタンフォード大学の寄宿舎で働いた。独学で日本語と英語の研鑚を重ねながら詩作に励み、26歳(1930)の時に、スタンフォード大学教授で文芸評論家のイヴォアー・ウインタースの序文を得て、英語の処女詩集『Hidden Flam』を上梓した。戦時中は収容所内で発行されていた文芸誌『鉄柵』で活躍、戦後はロサンゼルスの日系文壇のリーダー的存在となって、精力的に詩や随筆を発表していった。(引用:新井雅之の復活したひつじ: ― 加川文一 『海は光れり』―

この石碑は、山城正雄が2005年に建てたと、在米の日系作家・Yukikazu Nagashimaが書いている(サイト)。Yukikazu Nagashimaは日系アメリカ人である。日系アメリカ人の悩みとして、自分の中の「日本人」が解体していくという「アイデンティティー」の揺れを述べている。在日日本人にはない悩みだ。

私がアメリカに来てから、この5月で丸30年になりました。すでに、日本で過ごした年月よりもアメリカでの日々の方が長くなっています。自分が日本人なのか、それとも日系人なのか、その辺の自覚が年々怪しくなってきていますが、それは別に今始まったわけでもありません。山城正雄さんの「帰米二世―解体していく『日本人』」(五月書房)を最初に読んだころは、すでにそうした、いわゆる「アイデンティティー」というものの揺れが生じていたように思います

Yukikazu Nagashima: Born in Chiba, Japan. Immigrated to the US in 1979. After
working for Kashu Mainichi, he joined The Rafu Shimpo in 1984,
and became the Japanese section editor in 1991. Retired in August, 2007.
Continues to investigate the lives of Japanese and Nikkei living outside of
Japan. Currently contributes to publications such as TV Fan and
Shin Shokurin.(引用:サイト)。

今回はここでおしまい。
ご覧くださって、ありがとうございました。

本日が幸せに満ちた1日でありますよう
今日も笑顔で!


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