【86】米国温泉6:ラングフォード温泉(Langford hot spring、ボキラス温泉 Boquillas Hot Springs)《3。メキシコ人のお土産、歴史登録財、絵文字》:ビッグ・ベンド国立公園(Big Bend National Park)(テキサス州):2013年12月4日(水)、17日目(7)


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前回、ラングフォード温泉(Langford hot spring、ボキラス温泉 Boquillas Hot Springs)に浸かる状況を書いたところで終わった。

【今日の計画】
ビッグ・ベンド国立公園(Big Bend National Park)(テキサス州)の地形的に真ん中にあるチゾス・マウンテンロッジ(Chisos Mountains Lodge)に3泊した。2日目の今日は、宿周辺のトレイル散策。ついで、公園の東側を探索する。公園の東側は、ラングフォード温泉(Langford hot spring)、リオグランデ村(Rio Grande Village)、ボキラス(Boquillas)でメキシコ入出国などがある。明日は、公園の西側を探索しよう。

●早朝、宿周囲の写真撮影。
●午前、宿周辺のトレイル散策。
●午後、ラングフォード温泉(Langford hot spring)、リオグランデ村(Rio Grande Village)。
●夕方、夕焼けの写真撮影。

【今日の天気】
[実際] 晴れ時々曇り。

【今日の情報】

【地図】
*リオグランデ村(Rio Grande Village)。左側の赤丸:ラングフォード温泉(Langford hot spring)
131203 地図4-1リオグランデ村

*ビッグ・ベンド国立公園(Big Bend National Park)の地図:約半分
赤丸1:チゾス盆地(Chisos Basin)。チゾス・マウンテンロッジ(Chisos Mountains Lodge)とVisitor Centerがある。
赤丸2:東端。リオグランデ村(Rio Grande Village)。ガソリンスタンド、キャンプとRVサイト、Visitor Centerがある。近くにラングフォード温泉(Langford hot spring)がある。
赤丸3:西端。キャストロン(Castolon)。Visitor Centerがある。
赤四角4:パンサー分岐合流点(Panther Junction)。ガソリンスタンド、Visitor Centerがある。
黒四角:レンジャーに教えてもらった写真好適地5か所。
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【今日の実際】
今日から、テキサス時間を使用する。

ラングフォード温泉(Langford hot spring)、別名・ボキラス温泉 Boquillas Hot Springs)、で温泉に浸かるのは前回に書いた。

ラングフォード温泉に関連する3つの事項を書く。「メキシコ人のお土産」、「歴史登録財」、「絵文字」だ。

【1.越境メキシコ人のお土産】
駐車場から、ラングフォード温泉(Langford hot spring)、別名・ボキラス温泉 Boquillas Hot Springs)、に行くには、壁の右の小道を歩く。
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温泉に行く途中、道端の岩の上に、なにやら、工芸品が並んでいた。最初、なんでこんなところに工芸品が展示してあるのかと思った。
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良く見ると、サソリの工芸品で、6ドルと書いてある。脇にビンが置いてあって、人はいない。それで理解した。メキシコ人が越境し、観光客に売っているのだと。ビンはお金入れだ。越境メキシコ人の人影は全くない。
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ビッグ・ベンド国立公園(Big Bend National Park)の関所でくれた情報誌に、「国境商売(Border Merchants)」の注意が書いてあった。ウェブサイトにも書いてある:Visiting a Border Area – Big Bend National Park (U.S. National Park Service) 。
簡単に書くと以下のようだ。

越境メキシコ人の土産物を買うな!
寄付するな!
ヒッチハイカーを車に乗せるな!
食べ物・水など支援するな!
麻薬密輸人かもしれない。

英語のままだと以下のようだ。
•Mexican Nationals may approach visitors in the park to sell souvenir items such as walking sticks, bracelets, and crafts. If you purchase their items or make a donation, you are encouraging them to cross the river, which may result in their arrest and deportation through Presidio (100 miles away). Additionally, they may be fined or incarcerated.
•Do not pick up hitchhikers.
•People in distress may ask for food, water, or other assistance. It is recommended that you do not make contact with them, but note the location, and immediately notify park rangers. Lack of water is a life-threatening emergency in the desert.
•Occasional drug smuggling and border crossings occur within the park. If you see anything that looks illegal, suspicious, or out of place, please do not stop or intervene, but note the location, and call 911 or report any suspicious behavior to park staff or Border Patrol as quickly as possible.

温泉に行くときに見た工芸品と、帰るときに見た工芸品はなにかが違った。工芸品の数の増減はない。ビンにお金も入っていない。違いは何でしょう?
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帰るときに見た工芸品の棚には、ナント、バナナ、リンゴ、クッキー、それに、オレンジが置いてあった。
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はは~ん、先客4組目のオジサンが、越境メキシコ人に食べ物を寄付したのだ。なんとも、不思議な光景だ。越境メキシコ人の人影は全くない。

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この越境メキシコ人の工芸品売りは、この後も数回経験した。その場合、マサケイが歩いた直後、忍者のように素早く工芸品を並べ、マサケイの帰りに、工芸品を買うようにしていた。つまり、越境メキシコ人が観光客の動静を見ているということだ。

【2.アメリカ合衆国国家歴史登録財】
ラングフォード温泉は温泉に入ることしか頭になかったが、100年以上の歴史があることを前々回書いた。

1909年、ラングフォード(J.O. Langford)が、妻・ベシー(Bessie)と1歳半の娘とともに、この地に温泉施設を設けたのが始まりである。現在は廃墟だが、1933年、テキサス州はこのあたり一帯をビッグ・ベンド州立公園とし、連邦政府は、1944年6月12日、ビッグ・ベンド国立公園を設立した。1974年9月、アメリカ合衆国国家歴史登録財National Register of Historic Places)に登録された。(Hot Springs (Big Bend National Park) – Wikipedia, the free encyclopedia

ラングフォード温泉(Langford hot spring)は温泉だけではなかった。

実は、駐車場の向こうに廃屋が1つ建っていた。人影は全くない。声もしない。1930年前後にチャールズ・リビングストン(Charles Livingston)が建てたリビングストン・ハウス(Livingston House)だ。
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駐車場から温泉に向けて歩くと、別の廃屋があった。案内によると1927年に建てた郵便局と小売店である。ラングフォード(J.O. Langford)はこの地に街を作ろうとしたのだ。郵便局と小売店は街を機能させるのに必要な初期のものだ。
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中は暗いし、金網が張ってあって入れない。写真は撮れる。それも明るく撮れる。ガランとしていた。内部に絵が描いてあった。
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そしても1つの廃屋があった。英語で「motor court」と説明されている。つまり、モーテルである。
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1ドルの案内書「ラングフォード温泉歴史地区(Hot Springs Historic District)」に1930年代、車が駐車している写真がある。拝借しよう。
モーテル

このように、ラングフォード温泉は旅行者が集まり、自然や、温泉を楽しめる街にしようとなることをラングフォード(J.O. Langford)は夢見たに違いない。

マサケイが浸った露天風呂も、当初(1930年代)は露天ではなく、立派な2階建てだった。同書から写真を拝借した。
温泉

【3.絵文字(pictograph)】
ラングフォード(J.O. Langford)以前に、この一帯は、アメリカ・インディアンズが住んでいた。その絵文字が、川沿いの崖の壁に描かれている。
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壁は美しい。
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壁が屋根上にせり出している下が憩いの場で、ここで。昔の人々は食べ物や衣服を作っていたとある。
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この美しい壁の一部に絵文字(pictograph)が描かれたいると説明書に書いてある。しかし、ここに来る前、絵文字(pictograph)のことは知らなかったし、来ても、説明書を読まなかったので、意図して写真を撮っていない。ウツクシイ崖の壁を撮っただけだ。その中の1枚に、偶然、絵文字(pictograph)らしきのが写っていた。この画面の真ん中あたり。
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上を拡大した。観光客のイタズラ描きなのか、本物なのか? わかりませ~ん。
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今回はここでおしまい。
ご覧くださって、ありがとうございました。

本日が幸せに満ちた1日でありますよう
今日も笑顔で!


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